お茶屋さん

もう10年くらい前になるのですが、シドニーでマッサージの学校に通っていました。

Chinese Remedial Massageのクラス。確か夜のコースを2年間。

中医学の考えに基づいた、五行や経絡、ツボ、あとは脈診とか舌診とか、色々。マッサージがメインのクラスでしたが、色々お勉強できて本当に楽しかったクラスです。

中国人の男性の先生から英語で学んだのですが、当時今より全然英語もできなかったけど、好きな分野はなんとかなるもんです。

風邪に効くツボ、生理痛に効くツボ、頭痛のツボ、などなどがさらっと出てきて、「えー、薬いらなくなるかも!?」と衝撃を受けたのを覚えています。この頃から実際薬を飲んでいません。私の転機の1つにもなったクラスです。

先生は、ものすごく知識が深くて、でも気さくで、英語も堪能だったのですが、ローカルの生徒さんに「英語でなんていうんだっけ?」と軽く聞いちゃたりもする、裏表のない素敵な先生でした。

で、最後のクラスで先生がしてくれたお話があります。時々ふっと思い出すので、書き留めておこうと思います。

 

お茶屋さんのお話です。

 

中国のある村に男がおりました。

息子さんとそのお嫁さんと暮らしていました。

男はお茶屋さんを始めようと準備をしていたのですが、その開店前夜のこと。

お茶の計りに細工をして、目盛りよりも少ない量をお客様に渡そうと企んでいました。

その様子をたまたま見てしまったお嫁さん「これはいけないわ」と、計りをこっそり細工し直して、目盛りよりもちょっぴり多めの量をお客様に渡すようにしたのです。

結果、そのお茶屋さんは大繁盛しました、とさ。

 

10年経っても、時々思い出すお話です。

 

さー。

今日もご機嫌でいこう。

ありがとうございました!

しほ